Pre PWC in Euzincan, Turky(2)

我が家にエスプレッソマシンがやってきました。
ネスプレッソという、ジョージ・クルーニーがCMしている(らしい)やつです。

編集長宅でこのマシンの手軽さを見て、もうイチコロ。
買うならコレだと、決意せずにはいられませんでした。

何しろフィルターがいらない、後片付けもほとんどいらない。
ミルクを、お店のカプチーノのように泡立てることもできます。
家でエスプレッソやラテが飲めるなんてシアワセだー(*´∀`*)
というわけで、ネスレに魂を売り渡したサトユキですこんにちは。
専用のコーヒー豆が入ったカプセルは、通販で購入するしかないんです。

閑話休題

さて、プレPWCトルコの続きです。
翌日、続々と選手が集まってきました。参加選手は全部で108人。
そして日本からの6名と、聖子ちゃん+Pちゃん(ダーリン)と久々?の再会!

日本から参加したのは、青木選手、呉本選手、高田征広選手、高田奈緒選手、
中目選手、山口選手(あいうえお順)。

その後、街中をパレード(させられ)、セレモニー?を観て、
そしてレジストレーションが終わったのは夜11時頃でした。

さあ、次の日からいよいよ大会!・・なんですが。
初日は強風のため早々にキャンセル発表。
2日目は、スタート後まもなくタスクキャンセル。
3日目は、スタート前にタスクキャンセル。
4日目は、ゲートオープン後ストーム襲来タスクキャンセル。
ああ(´Д`)という間に4日間が終わってしまいました。

スピードシャツが吹き流しになる程の強風。仕方ないのでハッキーサックで遊んだり・・・

ゴーカートでヒートアップしたり、遊園地に行ったり。

ちなみに遊園地のアトラクションは、安全基準絶対ないだろーって代物。
あんなに身の危険を感じたのは初めてでした(レスキュー投げた時よりずっと怖かった)。

このまま1本も成立しなかったら・・・、なんて縁起でもないことを考えずにはいられない、
そんな大会4日目の夜に見たTVの天気予報は、この先3日間トルコ全域に雨マーク。

うっそーん(´Д`)

・・・かと思いきや、その後3日間連続でタスク成立。
まったく、トルコの天気予報は信用できません。
ちなみにイギリスの天気予報も信用できません。 

青木選手のテイクオフ。

テイクオフ前でゲイン。足のすぐ右がテイクオフです。

タスク4は60.8km、呉本選手と聖子ちゃんが1−2フィニッシュ!
タスク5は39.6km、呉本選手3位、聖子ちゃん6位、
私19位、中目選手20位でゴール!(青木選手30m手前に無念のショート・・・)

タスク4と5は、この尾根に沿って行ったり来たり、たまに沖に出したり。

タスク5、中目選手のゴール!

中目選手は、あのぺトラをして「“みどり”のグライダーの彼女はすごい!
シリアル機であんな飛びができるなんて!」と言われてました。

この2本を終え、呉本選手がトップとの差わずか30ポイントで2位につけていました。
優勝はどっちだ!?という状況です。
ちなみに私は20位くらいの、自分としては好位置につけていました。

そして最終タスクは78.1kmの行ってしまえタスク。
雲底は4000mまで上がるかもね?とのアナウンスもあり、選手一同やる気十分!
ゲートオープン直後はちょっと渋かったものの、
上がり始めると見るや、一気にテイクオフしていきます。

それを、列の真ん中くらいで見ている私。

はい、日和ってました。完全に。
ここでこけたくなーい、なんて後ろ向きなモチベーション。
日本人選手を全員見送った後でグライダーを広げるものの、風がサイドフォローとなり、
さらに私のグライダーの上に重ねて広げやがった(あら失礼)選手が、
ブローが入ってもテイクオフしないし!

嗚呼、大失敗。

「3000m超えたー」「富士山の高さも超えたー」
なんて仲間無線を、テイクオフで聞くせつなさったら、もう。
私のばかばかー・゜・(ノД`)・゜・

ちょっと強めのブローで機体が膨らんだ瞬間、
かぶさっていたグライダーを押しのけてテイクオフ。
が、当然間に合うはずもなく、
スタートをとってテイクオフ前に戻ってきた選手たちと一緒に回し、
皆は次のパイロンへ、私は逆方向のスタートへ。
もう焦ってもしょうがない、確実に行こうっと。ヽ(´ー`)ノマターリ

と、思いきや。
何だかいつの間にか、皆に追いついてました。(・∀・)
なんで?・・・まあ、たまたまです。

レース中盤、荒れ荒れのリーサイドに突っ込んでひーっ(´Д`)となりながらも、
えっちらおっちら進みます。

並走したとき、高田奈緒選手が撮ってくれた1枚。

そして思いっきり上げちぎってから山を離れ、沖のポイントをゲット。
そこからゴールまでは12kmのフラットランドです。

折しもサンダーストームが2方向から発生、進む方向は限られてます。
戻って上げ直すか?いや、なんかそっちは何もない感じ・・・。
一方、進行方向には、苦しそうにステイしている集団が。
あれに入るしかない!

と、まっすぐ突っ込んだのですが、
2ライナー機たちがやっとたどり着いた高度に、私の機体で届くはずもなく。
彼らの下に入るものの、回せるほどの上がりはなく、あえなくランディング。
はい、終了ー。_| ̄|...((○

子供たちが、そしてお父さんにおばあちゃんまでやって来て、グライダーを運んでくれて・・・

家に招待してくれ、チャイとお菓子をごちそうになりました。言葉はほとんど通じてませんが。

この最終タスクで聖子ちゃんが6位でゴール、
その結果、女子トップ、そして何と総合2位に輝いたのでした!
さすがです。すごいです。
てか、あのステイしていた集団がトップグループで、聖子ちゃんもその中にいたんですね。
うー、やっぱりあそこで上げたかったなああああ!!

それにしても、のびのびたくさん飛べて、経験の引き出しもちょっと増やせて、
そして何より、楽しく過ごせた1週間でした!

世界最強女子2名と記念撮影。

夜は夜で、飲んだりーの踊ったりーの。

■総合結果(上位3名+日本人選手)
1位  Igor Todevski(オゾン・マントラR11)     2897
2位  福岡聖子ナビール(オゾン・マントラR11)  2782
3位  Semih Sayir(ジン・ブーメラン8)        2684
4位  呉本圭樹(オゾン・マントラR10.2)       2619
21位 佐藤友紀(ニビューク・アイスピーク3)    1904
25位 中目みどり(オゾン・マントラM3)        1746
29位 高田征広(オゾン・マントラR10.2)       1616
33位 高田奈緒アクシス・ヴィーナス2)       1529
38位 青木和広(エスケープ・エスマックスR)    1345
39位 山口翔(オゾン・マントラR10.2)         1334

おまけ。

最終日ゴールならず。超ブルーな呉本選手。またがんばろー!